最後のNAHAマラソン

これまで３回参加、完走してますが、一番の思い出は１７，８回目大会かな。スタート前から激しいスコールでどうなるか心配だったけど、雨は早目に止みホッとしましたが、17,８㎞地点の住宅街で心肺停止のランナーに出会いました。急性心筋梗塞でした。循環器内科なので当然、救急蘇生をお手伝いし、救急車に乗せて申し送りました。その後、回復されて安心しました。約１年後に東京マラソンで同様ケースがあり、救助者が表彰されたと聞き、私はどうなんだろうかと念のためにナハマラソンの事務局などに問い合わせたところ、既に３名に感謝状が贈られたとのことでした。私も少しお手伝いをしましたが、、、と話しても、貴方は何をしましたか、３人しかいなかったと言いくるめられ、悔しい思いでした。私は心筋梗塞の救命が日常の仕事だから、それはそれで良いのですが、その時の経験を基に日医ジョガーズに所属して、コロナ明けの約２年前からランニングドクターとして、千歳、函館、仙台、金沢、東京、大阪、神戸で走ってきました。そろそろ年齢ですので、NAHAマラソンに最後のお礼の気持ちで医療班のつもりで参加させてもらいます。ランナーにとって安全安心な大会であることを祈念しています。